薄いのに頼りになる!ストレッチフィルム

「ストレッチフィルム」は輸送現場で頻繁に使用される梱包資材です。安価で手軽に使用できることから、多様な現場で採用されています。ここではそんなストレッチフィルムについてご紹介します。
ストレッチフィルムとは
ストレッチフィルムは主に、パレットやカゴ台車の積荷が崩れないよう固定するためのフィルムです。見た目は透明で薄く、毎日の食卓でお世話になっている食品用ラップと変わりありません。段ボールの固定に使用されることが多いのですが、あらゆる形状に対応可能でホコリから荷物を守ることもできるので、むき出しの不定形な資材をまとめる際などにも使用されます。食品用ラップと同様に、ラップ同士が接着するため、テープでとめる必要がなく、作業工数を減らす役割も担っています。
ストレッチフィルムが使われる業界
ストレッチフィルムには決まった形がありません。積荷の形に合わせて使用でき、どのような形状の荷物にも対応可能です。運送業、製造業、小売業など、あらゆる業界で使われています。
食品用ラップとの違いは?
「食品用ラップ」は食べ物を傷みにくくして風味を守るため、気体や水分が通りにくい「ポリ塩化ビニリデン」や「ポリ塩化ビニル」で作られています。電子レンジに用いられることが前提なので、熱にも強いという特性があります。
見た目は似ていますが、ストレッチフィルムは食品用ラップに比べて使用量が多いため、安価な素材でできています。気体が透過しやすく熱に弱い「直鎖上低密度ポリエチレン」製なので、食品には使えません。水分は透過しにくく、荷物の特徴に合わせて厚みが選べて、強度に優れています。
梱包機活用でより効率的に
ストレッチフィルムは手で巻くこともできますが、同じ荷物を定期的に大量に梱包する場合などは、梱包機を使うとスピーディに作業が進められます。
手巻きタイプと機械巻きタイプの特徴
手巻きタイプは人が手で持って巻ける程度の分量で、使用頻度が少なく手作業で包装する場合に便利です。長さは300~500m程度です。
機械巻きタイプは重量もあり、手作業での梱包は困難ですが、機械で巻くため作業時間が短縮できます。梱包強度にも作業員のスキルによるムラが出ません。機械の力で引っ張って巻きつけるため、微妙な力加減が難しいため、手巻きタイプより厚いフィルムを使用します。長さは2000~4000mが巻きつけられているため、重量があり人力の作業は困難です。
用途に合わせてカラータイプも
ストレッチフィルムは透明なものというイメージがありますが、実は赤色や青色のものも存在します。梱包した内容物をひと目で見分けることができ、荷姿が似た品物を識別する際に便利です。
おわりに
ストレッチフィルムは荷崩れ防止はもちろん、防水やホコリよけ、汚れ・キズ防止にも役立ちます。粘着テープやヒモの併用が必要ないため、使用する現場によっては作業の効率化に直結するのではないでしょうか。大量に使用するものであるだけに、「安いから」といってちょっとした違いを侮ってはいけません。使用目的に合ったタイプを選びましょう。
>>格安!ストレッチフィルム一覧はこちら
https://butsuryu-yohin.com/products/list.php?category_id=199