使い勝手とコストパフォーマンスを考える
物流機器によって業務の効率化が図れるといっても過言ではありません。どのような物流機器をどの程度、どのように使うかを考え、適切に選ぶことは、大切なことです。
カゴ台車や保管機器、自動倉庫や移動ラックなどさまざまな物流関係の機器があり、場合によっては大量に必要になることもあります。
物流機器をそろえるのも、コストがかかるもの。新しく、機能的な新品を用意したくても、コストがかかると考えものです。中古であれば、コスト的には低価格になりますが、デメリットもあるといえます。
物流機器は新品にも中古にもメリットもあればデメリットもあります。では、どちらがいいのでしょうか?
新品のメリット、デメリット
新品の大きなメリットは、きれいで見栄えがいい、という点です。汚れもなく清潔感もあるため、会社に対するイメージアップにもつながるでしょう。物流機器は目につかない、と思っていても、大事な商品を運んだり、保管したりするものです。直接接触するものでもあるため、汚れのない、きれいな物流機器を使った方が安心感を与えます。
物流機器であっても、汚れていたり、錆びついていたりすると、不安感を与えることもあるかもしれません。
新品であればそのような不安を与えず、会社の印象もよくなります。
また、新品であれば仕様が自由に選べるというメリットがあります。
中古品では希望通りのものがそろうとは限らず、バラバラになってしまう可能性もあり、業務に影響が及ばないとは限りません。業務がスムーズに進む最適な機器を選びたいと考えるなら、新品の方がいいでしょう。
また、新品であれば転売できる可能性もあります。購入したものの、使い勝手がよくなかった、もっと違った機器を買い直したい、もう使用しなくなった、ということもあるでしょう
。その場合は新品であれば物にもよりますが、高く買い取ってもらえるというメリットもあります。
新品を使うのは気持ちがいいものです。会社のイメージアップにつながります。
このようなメリットがある新品ですが、デメリットとしてはやはり中古品よりもコストが高くなる、という点です。
中古のメリット、デメリット
中古の最大のメリットは新品に比べると安い、という点です。大量にそろえなければならない場合など、新品では高くなってしまいますが、中古であれば予算内でおさまる機器を探すことも難しくないでしょう。
低価格であれば、必要な物流機器をいろいろと購入することができるでしょう。作業効率をアップさせる物流機器をいろいろ購入し、取り入れることで作業もスムーズにいくことになります。
品にこだわっていると、コストがかかるため、いろいろな機器を購入できなくなってしまいます。
低価格の中古であれば、試してみたい物流機器なども安く購入できるというメリットがあります。
試したこともない新品を購入して、後悔するということを避けるには中古品を選んだ方が安心です。
さまざまな物流機器を気軽に購入できるという点は、中古のメリットといえるでしょう。試してみて、使いやすいことが分かれば安心して新品を購入することができます。
物流機器はそれほど見た目にもこだわらないし、中古でも十分ではないか?と考えることも多いでしょう。
メッシュパレットなどは、商品の移動や輸送、保管などさまざまな使いみちがあり、形状も崩れにくいため長持ちします。
中古品でも十分に役割を果たせるのでは?と考えます。それなら、低価格の中古品を選んでもいいでしょう。
しかし、メッシュパレットなどの物流機器は素材によって使っていくうちに錆びていくものです。汚れも目立つようになるでしょう。
物流機器が汚れていたり、錆びついていたりすると、それに触れる内容物に汚れや錆びが付着してしまう、というデメリットがあります。内容物に影響があれば、商品として使い物にならなくなってしまう、というデメリットが生じるのです。
また、中古は同じものをそろえようとしても色や形状が違ってしまうこともあります。
状態が悪いと転売もできない、といった場合も考えられます。
新品・中古価格シミュレーション
新品は高くて中古は安いというのが一般的です。では、実際にはどのくらいの差があるものなのか、種類別にみてみましょう。
※物流用品.comでの過去販売価格参考
・カゴ台車
新品:13,000円~18,000円
中古:6,000~13,000円
・メッシュパレット
新品:8,400~23,000円
中古:6,000~10,000円
・プラスチックパレット
新品:1,300円~9,900円
中古:820円~1,300円
・6輪台車
新品:14,000円~19,700円
中古:5,000円~11,900円
・ラック
新品:12,500円~44,800円
中古:7,000円~37,800円
中古の場合、商品の状態によって価格が大きく変わります。タイヤが摩耗しているものもあり、そういった中古品が凹みにはまってしまったり、段差が乗り越えにくいものもあります。
中古を購入する際には、商品の状態を確認することが大事です。せっかく安く購入しても、使えなければ再度購入することになり、逆にコストがかかってしまいます。また、錆びついているものは水などに弱くなているため注意が必要です。
また、移動ラックは床面のレール上で動かすことのできる移動ラックです。手動式や電動式などがありますが、商品の保管や取り出しにも便利です。新品であれば問題はないといえますが、中古を購入すると錆びついて動きが悪い、などといったこともあります。それでは移動ラックの意味がありません。
中古は低コストですが、作業効率を悪くしてしまうこともあるため、選び方には注意が必要です。
さいごに
物流機器は見た目よりも安さが優先、と思っていると、会社のイメージを悪くしてしまう可能性もあります。商品に汚れや錆びが付着してしまうかもしれないからです。新品できれいな機器を使用していることで、会社のイメージアップにもつながるでしょう。しかし、そうはいっても、すべての機器を新品にするのは現実的ではないでしょう。コストには上限があります。新品を購入するか、中古にするかは、予算や使用場所などにあわせて選ぶといいでしょう。そういった内容を伝えていただければ、専門スタッフがピッタリの商品を探します。