いったいどれだけあるの?規格をまるごと知りたい!サイズ・規格が複雑です。
今使っているメッシュパレットは本当に業務に最適なものなのか、これから購入する際は何を見ればよいのか不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。こちらでは、そんな不安をすっきり解消するポイントをご紹介します。
メッシュパレットのサイズ・規格丸わかり表
メッシュパレットのサイズは、外径(幅、奥行き、高さ)と網目の大きさ(縦、横)、線径(網目に使われている金属の太さ)という3つの要素の組み合わせで決まります。
よく使われるメッシュパレットの規格サイズはある程度決まっていますが、メーカーにより多少の変動があるので(10~20mm程度)、段積みなどをする場合は同じメーカーで揃えたいところです。
線径はφ3からφ6.3mm程度のものがコアラインです。メッシュパレットの積載重量は500kgから2,000kgと幅広く、線径が太いほど丈夫になり積載重量が大きくなります。しかしその分自重が重くなるので、移動時の負担も考えて選びましょう。
網目の大きさは基本的に、25×50、50×50、50×100の3種類です。外径が小さいものは比較的小さな網目が採用されており、大きい外径のものは大きい網目が採用されています。網目が小さいほど丈夫ですが、やはり自重が大きくなってきます。
外径(mm)の組み合わせ例 | ||
幅W | 奥行L | 高さH |
800 | 500 | 550 |
900 | 650 | 680 |
1000 | 800 | 550 |
1000 | 800 | 850 |
1050 | 1050 | 1000 |
1200 | 1000 | 550 |
1200 | 1000 | 900 |
1500 | 1050 | 1150 |
1500 | 1100 | 1100 |
2000 | 1015 | 915 |
>>メッシュパレット一覧はこちら
http://butsuryu-yohin.com/products/list.php?category_id=2
段積やキャスターなど仕様による違いもある
前面のゲート部分は全開になるものと半開になるものがあります。段積み可能な段数も製品の強度により変わりますが、基本的にキャスター付きは段積みできません。フタつきなどオリジナル仕様の生産もメーカーに依頼できますが、この場合も段積みは不可です。特殊仕様を依頼すると高額になることが多いので、業務効率とのバランスで必要な機能や仕様を選定しましょう。
オプションで最強のメッシュパレットが作れます!
多くのメッシュパレットには、次のようなオプションをつけることができます。
オプションの目的 | オプションの種類 | 概要 |
表示 | 社名入りのネームプレート | 複数社から荷物を運び入れる倉庫への搬入などで自社のものを見分けられる |
ナンバリングプレート | 製品の先入れ・先出しに使用したり、積載している荷物を見分けたりするために使用する | |
荷積み | ダンプラ(段プラ) | メッシュの網目をふさぎ、小さな荷物を安全に運べるようにする |
運搬 | キャスター | 自走による運搬を可能にする |
ドーリー台車 | 必要なときだけ乗せればキャスターでメッシュパレットを移動できる台車 | |
フォークガイド(長尺) | フォークリフトのフォークを差し込むためのパーツで、安定性と作業効率を増す効果がある。また、回転フォークにも対応。長尺タイプの方が丈夫だが、金属素材や溶接の手間の違いによって、費用は四点つけタイプの方が安い | |
フォークガイド(四点つけ) | ||
段積み | 段積み金具(段積みブラケット) | 四隅につけることで折りたたみ後の段積みがスムーズになり、安全性がアップする金具 |
見た目 | 粉体焼付塗装 | 全体の色を変えることで、積載物を見分けたり、自社のメッシュパレットを見分けたりできる |
強度が必要な吊り金具つきメッシュパレット
クレーンで持ち上げるための吊り金具つきメッシュパレットは、通常のパレットにかかる垂直方向の荷重に加え、中心に向かう水平方向の荷重がかかります。そのため枠組みが頑丈で強度が高いのですが、その分自重が重たくなりコストもかかります。クレーンを使わない場合は通常のものを選びましょう。
キャスターの取り付け位置による違い
メッシュパレットのキャスターには自在車輪と固定車輪があり、ストッパーつきのものとそうでないものがあります。自在車輪と固定車輪の設置方法により、パレットの挙動がかわってきます。
すべて自在だと狭いスペースで方向を変えやすい反面、挙動が安定しません。小さい力で方向を変えられるのは後輪が自在で前輪が固定の場合です。重量物を乗せる場合は2つを固定にした方がよいでしょう。キャスターの素材は硬いと抵抗が少ないので軽い力で押せますが、振動が荷物に伝わりやすく段差が乗り越えにくいというデメリットもあります。
>>キャスター付きメッシュパレット一覧はこちら
https://butsuryu-yohin.com/products/list.php?category_id=2
キャスターの取り付け位置や素材は、使用環境に合わせた選定が必要です。
メッシュパレットの規格は完全に統一されているわけではありませんが、ほとんどの製品はこのようなサイズと仕様、オプションの組み合わせでできています。どのような製品にもいえることですが、普及しているタイプほど安価で手に入ります。コストと業務効率のバランスを考え、自社にあったものを選びましょう。
>>メッシュパレット一覧はこちら
https://butsuryu-yohin.com/products/list.php?category_id=2